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建築業界におけるゼネコンとは?大手5社・準大手・中堅ゼネコンの特徴を徹底解説

「ゼネコンって建設会社とどう違うの?」

「大手ゼネコンの特徴や年収は?」

そんな疑問を抱える建築業界志望の就活生に向けて、この記事ではゼネコンの定義から、大手5社の特徴準大手・中堅ゼネコンの魅力を説明します。

また、「ゼネコンはやばい」と言われる業界課題までを網羅的に解説します。

就活前にぜひチェックしておきたい内容です!

この記事を読むのがおすすめな人
  • 建築ゼネコンについて知りたい就活生の方
  • ゼネコンの大手会社を知りたい就活生の方
目次

ゼネコンとは?

「ゼネコン」とは、ゼネラルコントラクター(General Contractor)の略称で、日本では建設プロジェクト全体を管理・統括する元請け企業を指します。

設計・施工管理・コスト管理・工程管理などを一手に担い、サブコン(下請け企業)を取りまとめる司令塔のような存在です。

一方、「建設会社」はもっと広い概念で、ゼネコンも含めた建築・土木に関わる全ての企業を指す場合が多く、専門工事業者や職人集団なども含まれます。

建設会社とゼネコンの違い

建設会社という言葉は曖昧で、たとえば小規模なリフォーム会社や内装工事会社も含まれることがあります。

しかしゼネコンは、国のインフラ事業や大型商業施設、高層ビルなどの大規模プロジェクトに携わることが多く、社会的責任や技術力が非常に求められる立場です。

特に建築ゼネコンは、ビル・マンション・商業施設などの民間建築を中心に、街づくりの最前線を担っています。

ゼネコン大手5社の特徴を比較

いずれも、日本の都市開発やインフラ整備において中心的な役割を担っており、国内外問わず多くのランドマークを手がけてきました。

それぞれのゼネコンには独自の特徴や社風、得意分野があります。

自分に合った企業を選ぶ際の参考にしてください。

1.鹿島建設

引用:鹿島建設

鹿島建設は、1800年代から続く建築業界を代表する会社です。

特に土木分野での圧倒的な実績と技術力に定評があり、ダム・トンネル・橋梁などの大型インフラ工事を数多く手がけています。

就職人気企業ランキングでも常に上位に入る、安定性と成長性を兼ね備えたゼネコンです。

2.大成建設

引用:大成建設

CMなどでも知られる「地図に残る仕事。」というキャッチフレーズ通り、街づくりや都市再開発、公共インフラに強みを持つゼネコンです。

羽田空港や渋谷駅再開発など、誰もが知る大型プロジェクトに多数関与しています。

また、女性技術職の登用にも積極的で、働きやすさを追求した制度も整備。福利厚生や教育制度も充実しており、長くキャリアを築きたい人におすすめです。

3.大林組

引用:大林組

大林組は、「未来の建設業」を見据えて先進技術や環境対策への取り組みを進めるゼネコンです。

自社開発による建設ロボット、AIによる工程管理、カーボンニュートラル設計など、業界内でも一歩先を行く技術革新が強みです。

東京スカイツリーや中部国際空港セントレアなど、難易度の高い大規模建築に多数携わっており、構造設計や施工管理の精度が非常に高いと評価されています。

4.清水建設

引用:清水建設

清水建設は、特に設計と施工の一貫体制を強みとするゼネコンです。

オフィスビルやショッピングモール、病院・文化施設などの民間建築において圧倒的な実績があります。

穏やかな社風と手厚い研修制度も魅力で、文系出身者も多く活躍している点は要チェックポイントです。

5.竹中工務店

引用:竹中工務店

スーパーゼネコンの中で唯一非上場を貫いているのが竹中工務店です。

その理由は、「株主ではなく、建築に関わるすべての人に価値を届けたい」という理念のもと、芸術性と設計力にこだわった建築づくりを続けているからです。

東京国立博物館、京都迎賓館など、日本の伝統文化と調和した歴史的・象徴的な建築物も多数手がけています。

規模よりも“質”を重視した建築をしたい方には、非常に魅力的な企業です。

準大手ゼネコン・中堅ゼネコンの魅力とは?

ゼネコン業界では、大手5社以外にも準大手・中堅ゼネコンが多数活躍しています。

知名度こそ劣りますが、現場での裁量や働きやすさ、専門性の高さなど、実は就活生にとって魅力的な選択肢が揃っています。

裁量の大きい仕事を任されやすい

準大手や中堅ゼネコンでは、若手社員でもプロジェクトの主要ポジションを任されやすいという特徴があります。

特に、現場代理人(現場監督)の補佐を1〜2年目から経験できる企業も多く、「いきなり現場を任された」「クライアント対応も任された」という声もあります。

こうした経験は、早い段階で施工管理スキルやマネジメント力を磨くことに直結します。

地域密着型で転勤が少ない企業も多い

多くの中堅ゼネコンは、地元の公共工事や民間施設建設など、地域密着型の案件に特化しています。

そのため、勤務エリアが限定されており、転勤のリスクが少ない点は大きな魅力。

一部企業では、「地域限定社員制度」や「エリア職制度」といった制度を設けており、地元に腰を据えて働きたい就活生にとって理想的な選択肢となっています。

Uターン・Iターン就職にも柔軟に対応してくれる企業も多く見受けられます。

ニッチ分野に強みを持つ企業が多い

大手ゼネコンが総合的に建築・土木を手がけるのに対して、準大手・中堅ゼネコンは特定の建築分野に特化したプロフェッショナル企業が多く存在します。

たとえば、医療施設・高齢者住宅・工場・倉庫・学校・耐震補強・木造建築・リニューアル工事など、専門分野に特化することで高い技術力と信頼を確立しています。

ニッチ市場でトップを目指す企業では、技術者として尖ったスキルが身につくため、スペシャリスト志向の学生には非常に向いているといえるでしょう。

社風がアットホームで風通しが良い

大手ゼネコンに比べて社員数が少ない分、風通しが良く、家族的な雰囲気の職場環境が魅力です。

経営陣との距離が近く、現場での声が本社に届きやすい仕組みを整えている企業もあります。

また、職場内の人間関係が良好なことから、中堅ゼネコンは「働きやすい会社」として口コミ評価が高い傾向があります。

OJTを通じて先輩社員が丁寧に指導してくれる環境も整っており、新卒でも安心して成長できる土壌があります。

ゼネコン業界はやばい?と言われる理由

一方で、「ゼネコン やばい」「ゼネコン ブラック」など、ネガティブな検索ワードが目立つのも事実です。

ゼネコン業界が一部で「やばい」と言われる背景には、業界特有の構造的な課題が存在します。

ここでは主な理由を詳しく解説します。

長時間労働が常態化しやすいから

建設業界では、納期厳守が絶対とされる文化が根強く、工期に遅れが出ると現場での調整や残業が増えることも少なくありません。

また、工程ごとに関係会社が多く絡むため、調整業務や資料作成に追われる施工管理職の業務負荷が大きくなりがちです。

新人であっても「現場は時間との戦い」という空気感を感じやすく、プレッシャーを抱える人も少なくありません。

休日が取りづらい現場もあるから

建設現場は平日だけでなく土日も作業を進める現場が多く、交代勤務や土曜出勤が必要な場合があります。

ただし、近年は完全週休2日制の導入や、現場の労働時間管理のデジタル化が進んでおり、若手の離職を防ぐための制度改革も活発化しています。

「昔はブラックだったけど、今は改善傾向にある」という声も増えているのは事実です。

人手不足による負担が多いから

建設業界では、高齢化による職人・技術者の大量離職が進んでおり、新卒や若手社員への負担が大きくなりがちです。

また、IT業界などに比べると「若者ウケ」しにくい業界であるため、優秀な人材の確保が難航している企業もあります。

その結果、少人数で多くの業務をこなす必要があるという構造的課題が生まれています。

まとめ

ゼネコンとは、建築プロジェクトの中心的な役割を担う、建設業界の「司令塔」です。

鹿島建設・大成建設・大林組・清水建設・竹中工務店の『大手5社』は、日本の建設業界をリードし、圧倒的なスケールと高い技術力を誇っています。

ゼネコン業界の現状や将来性をしっかり理解した上で、自分のキャリアビジョンに合った企業を選ぶことが、就活成功の鍵です。

まずは正しい情報収集からスタートしてください。

ネットの「やめとけ」という言葉に惑わされず、自分自身の軸を大切に、納得できる就職活動を進めましょう。

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この記事の監修者

新卒で(株)光通信に入社し、数々の新規事業を立ち上げるなど実績を重ね、執行役員に就任。
その後、株式会社インスパイアを創業し、累計1,000人以上の就活生を支援。
「就活FIT」では、年間500社以上(上場企業を含む)の企業情報を提供し、最短7日での内定獲得をサポートしている。

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