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学生時代に力を入れたことない人必見!ガクチカ例文で「詰み」を回避

就職活動で多くの学生が頭を悩ませるエントリーシート(ES)の設問、それが「学生時代に力を入れたこと」、通称「ガクチカ」です。

サークルの代表経験や留学、長期インターンといった華々しい経験がなく、「学生時代に力を入れたことない」と焦りを感じている就活生は少なくありません。

この記事では、「学生時代に力を入れたことない」という悩みを抱える就活生が、自信を持ってガクチカを作成できるよう、考え方の転換方法から具体的な作り方までを解説します。

この記事を読むのがおすすめの人
  • ESに書けるような特別な経験がなく、「学生時代に力を入れたことない」と悩んでいる就活生
  • 周りの就活生がすごい経歴に見えて、自分のガクチカに自信が持てない就活生
  • ありきたりな経験からでも、企業の評価につながるガクチカを作成したい就活生
目次

学生時代に力を入れたことないのは詰み?

「学生時代に力を入れたことない」と感じている状況は、決して「詰み」ではありません。

多くの学生がこの悩みを抱えていますが、考え方次第で十分に魅力的なガクチカを作成できます。

結論:詰みではない

学生時代に力を入れたことがないと感じていても、就職活動で「詰み」になることは一切ありません

なぜなら、企業はガクチカを通して、成果の大きさや経験の珍しさを評価しているわけではないからです。

企業が本当に知りたいのは、学生が物事にどのように向き合い、何を考え、どう行動するのかという「プロセス」であり、その経験から何を得たのかという「学び」です。

入社後の仕事では、誰もが未経験の課題に直面します。

その際に、自ら考えて行動できるポテンシャルがあるかを見ています。

学生時代に力を入れたことない就活生がよくする勘違い

「学生時代に力を入れたことない」と深く悩んでしまう背景には、就活生が陥りがちな共通の勘違いが存在します。

その勘違いを解きほぐすことが、ガクチカ作成への道を開きます。

勘違い①:「自分だけが特別な経験をしていない」

多くの就活生がこの勘違いに陥っていますが、実際にはあなただけが特別な経験をしていないわけではありません

SNSや就活情報サイトを見ると、留学経験やビジネスコンテストでの入賞など、華やかな経歴を持つ学生が目立ちます。

しかし、そうした経験を持つ学生は全体で見ればごく一部です。

「知恵袋」や就活関連の掲示板で「学生時代頑張ったことない」といった投稿が数多く見られることからも、多くの学生が同じ悩みを抱えていることがわかります。

周りと比較して焦る必要はなく、大多数の学生はアルバイトや学業といった身近な経験からエピソードを作成しています。

勘違い②:「企業は輝かしい実績を求めている」

企業がガクチカを通して知りたいのは、成果の大きさや実績そのものではなく、その背景にあるあなたの「人柄」「ポテンシャル」です。

採用担当者は、あなたが課題に対してどのように向き合い、どう行動したのかというプロセスを知ることを目的としています。

例えば、「売上を2倍にした」という結果よりも、「売上改善のために〇〇という施策を提案・実行した」という過程の方が、あなたの思考力や主体性を雄弁に物語ります。

悩む人の多くは、結果が小さいことを気にしますが、企業はむしろその小さな結果を出すためにどのような工夫や努力をしたのかに興味を持っています。

【例文ジャンル別】ガクチカを作り上げる方法

特別な経験がなくても、「学生時代に力を入れたことない」という悩みは解決できます。

ここでは、多くの学生が経験しているであろう身近なテーマから、魅力的なガクチカを作成する方法を例文付きで解説します。

アルバイト

アルバイト経験は、課題発見力や主体性、チームワークなどをアピールする絶好の材料となります。

「学生時代に力を入れたことない」と感じる人でも、アルバイトでの経験を深掘りすれば、立派なガクチカを作成できます。

重要なのは、単に業務内容を説明するのではなく、自身が課題を見つけ、解決のために工夫した点を具体的に述べることです。

新人教育の仕組みを改善したり、商品の陳列方法を工夫したりといった、些細なことでも構いません

【例文:飲食店のアルバイト】 
私が学生時代に力を入れたことは、カフェのアルバイトにおいて、新人スタッフの定着率を改善したことです。私自身、新人時代に業務を覚えるのに苦労した経験から、研修制度の分かりにくさに課題を感じていました。そこで、写真付きのオリジナルマニュアル作成と、手順が複雑な業務の動画化を店長に提案し、実行しました。結果、新人研修の平均時間が5時間短縮され、導入後半年間の離職率を0にすることができました。この経験から、当事者意識を持って課題を発見し、周囲を巻き込みながら解決策を実行する重要性を学びました。

学校生活

ゼミや研究、特定の授業での取り組みも、計画性や論理的思考力、知的好奇心を示す上で非常に有効なガクチカとなります。

学業は学生の本分であり、「学生時代に力を入れたことない」と思っていても、誰もが何かしらの形で取り組んできたはずです。

特に、困難だったレポート課題や、意見が対立したグループワークなどは、格好のアピール材料になります。

どのような課題意識を持ち、情報を収集・分析し、結論に至ったのかという思考プロセスを丁寧に説明しましょう。

【例文:ゼミ活動】 
私が学生時代に力を入れたことは、マーケティングのゼミ活動です。3年次のグループ研究で「地方都市における若者向け観光戦略」というテーマに取り組んだ際、当初の議論が机上の空論に陥っていると感じました。私はこの状況を打開するため、現地でのフィールドワークと観光客へのアンケート調査の実施を提案しました。実際に一次情報を得たことで議論は大きく前進し、最終的に策定したプロモーション戦略は、教授から「具体性と実現可能性が最も高い」との評価を得られました。この経験を通じ、課題解決には主体的な情報収集と、チームでの多角的な視点が不可欠であることを学びました。

趣味

一見すると就職活動とは無関係に思える趣味も、継続力や探求心、目標達成意欲をアピールするユニークなガクチカになり得ます。

「学生時代に力を入れたことない」と悩むなら、自分が最も時間を費やし、情熱を注いできた趣味を題材にしてみましょう。

重要なのは、その趣味に対して「どのような目標を立て」、「その達成のためにどのような計画・工夫をしたか」をPDCAサイクルを意識して説明することです。

趣味への取り組み方を具体的に言語化することで、仕事にも通じる計画性や実行力を示すことができます。

【例文:筋力トレーニング】
 私が学生時代に最も力を注いだのは、筋力トレーニングによる肉体改造です。大学入学時、体力に自信がなかったため、「1年間で体重を10kg増やし、ベンチプレスで80kgを挙げる」という具体的な目標を設定しました。ただ闇雲に鍛えるのではなく、栄養学やトレーニング理論を独学で学び、毎日の摂取カロリーとPFCバランスを管理する食事計画を立てて実行しました。トレーニングでは、各種目の重量と回数を記録し続け、記録が停滞した際には原因を分析し、メニューを改善する工夫を重ねました。結果として、1年後には目標を達成し、自信をつけることができました。この経験から、具体的な目標を設定し、達成に向けて課題を分析・改善しながら地道な努力を継続する力を養いました。

学生時代に力を入れたことの書きかた

「学生時代に力を入れたことない」という悩みを乗り越え、伝えるべきエピソードが見つかったら、次はその内容を効果的に構成し、記述する段階です。

結果よりもプロセスを重視する

ガクチカを作成する上で最も重要なのは、「全国大会で優勝した」といった華々しい結果ではなく、目標達成に至るまでの「過程(プロセス)」を具体的に記述することです。

採用担当者は結果そのものよりも、あなたがその課題にどのように向き合い、何を考え、どのような工夫をして行動したのかという思考のプロセスや行動特性を知りたいからです。

「なぜその課題に取り組もうと思ったのか(Why)」、「目標達成のために具体的に何をしたのか(How)」を丁寧に深掘りしましょう。

あなたの主体的な思考と行動を示すことで、人柄やポテンシャルが伝わり、説得力のあるガクチカになります。

STAR法を使う

誰が読んでも分かりやすく、論理的なガクチカを構成するためには、「STAR法」というフレームワークを活用するのが非常に効果的です。

STAR法は、以下の4つの要素の頭文字を取ったもので、この順番に沿ってエピソードを整理することで、話の要点が明確になります。

  • S (Situation): いつ、どこで、どのような状況だったのか
  • T (Task): どのような課題や目標があったのか
  • A (Action): その課題・目標に対し、具体的にどう行動したのか
  • R (Result): 行動の結果、どうなったのか。何を学んだのか

このフレームワークに沿って書けば、「学生時代に力を入れたことない」という人でも、自身の経験を構造的に整理し、採用担当者に伝わりやすい文章を作成できます。

就活エージェントに添削してもらう

自分で作成したガクチカは、第三者、特に就職活動のプロである就活エージェントに添削してもらうことで、その完成度を飛躍的に向上させることができます。

自分では完璧だと思っていても、客観的に見ると意図が伝わりにくい表現になっていることはよくあります。

「学生時代に力を入れたことない」という不安を抱えている人こそ、プロの視点を借りることで、自信を持って提出できるガクチカに仕上げることが可能です。

就活エージェント「キャリペン」のようなサービスでは、完全無料経験豊富なキャリアアドバイザーがマンツーマンでESの添削や面接対策を徹底的にサポートしてくれます。自分一人では気づけない強みや改善点を客観的な視点から指摘してもらえるため、「学生時代に力を入れたことない」という悩みからでも、他の就活生と差別化できる質の高いガクチカを作成する大きな助けとなるでしょう。

まとめ

「学生時代に力を入れたことない」という悩みは、多くの就活生が抱える共通の課題であり、決して「詰み」を意味するものではありません。

企業がガクチカを通して見ているのは、経験の大きさや華やかさではなく、あなたが物事に対してどのように考え、行動し、何を学んだかというプロセスです。

「学生時代に力を入れたことない」という思い込みを捨て、STAR法などを活用しながら、自分だけのガクチカを作成してみてください。

就活エージェント「キャリペン」のようなサービスでは、完全無料経験豊富なキャリアアドバイザーがマンツーマンでESの添削や面接対策を徹底的にサポートしてくれます。自分一人では気づけない強みや改善点を客観的な視点から指摘してもらえるため、「学生時代に力を入れたことない」という悩みからでも、他の就活生と差別化できる質の高いガクチカを作成する大きな助けとなるでしょう。

この記事の監修者

新卒で(株)光通信に入社し、数々の新規事業を立ち上げるなど実績を重ね、執行役員に就任。
その後、株式会社インスパイアを創業し、累計1,000人以上の就活生を支援。
「就活FIT」では、年間500社以上(上場企業を含む)の企業情報を提供し、最短7日での内定獲得をサポートしている。

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